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鎌倉高校FAKERSのお知らせ用のブログです
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卒業おめでとう!2012
3月3日卒業式が行われました。今年もFAKERSからは選手16人、マネージャー3人の計19人が卒業しました。

2010年秋に16年ぶりに全国大会に出場した原動力は紛れもなくこの代の力。にもかかわらずどうしても自分たちの力の可能性を信じ切れずに終わってしまった。私たちスタッフの力不足を痛感させられるとともに、FAKERSが置かれている立場が明らかに変容していることに気づきました。フットボールは一回にたくさんの点が入る競技なのに最少得点差で負けてしまった。
本当に残念な結果でしたが彼らはチームに色々なものをもたらせてくれました。
卒業おめでとう&ありがとう!

今年もヘッドコーチの町野が独自の視点で贈る言葉です
ダイジロー…彼が一年の時の新人戦前、スタッフミーティングで「ダイジローは経験が足りないだけで二年と遜色ない」と発言したら「なら試合で使えコノヤロー」とスタッフに袋叩きにされました。で、新人戦で使ったらファンブルぶっこいて負けました。大学ではお気をつけてくださいませ。

イマサト…割りばしや鉛筆など棒状のものを垂直に立てます。そのまままっすぐ前後左右に動かします。どうでしょう?似てませんか?彼が走る姿に。実は結構勝負強い。スタッフの宮崎曰く「空間把握能力がすごい」。右脳型ってこと??

ジュンヤ…イマサトとは対照的に彼の走りは「粗茶走り」です。入れたての熱〜いお茶を運んでいるような走りをします。でもパスは取ります。取ることは取るのですがフィールド外だったりします…って多分一生言われるよ(笑)一生みんなの記憶に残るプレーだったって素晴らしいじゃん

ハナ…頑強とはやつのことです。何せ一年の秋から試合に出場。オフェンスでもディフェンスでも主力として出続けてほとんど怪我をしなかった。実は彼が抜けるとチームとしてはディフェンスリーダーとキーブロッカーがいなくなり大打撃を受ける状態でした。大黒柱とはこのことでしょう。そういや顔もそんな感じがしますね

コクッチ…入学当初はこの代で一番足が速い!ということでRBとして期待されていました…が怪我。怪我に次ぐ怪我で本人も相当悩んだことでしょう。やっと怪我から復帰した鎌倉ボウルで1プレーで再び負傷し涙に暮れていたのを思い出します。でもそこから筋トレを重ねた結果、スピード派OLとして再生!かなりうれしい誤算でした。

タカシ・ナオキ…ってカタカナ表記すると漫才コンビみたいだな。姓が「ナオキ」で名が「タカシ」ね。あれ?逆?ある日スタッフが「タカシって本当は苗字なんですか?」ってこっそり聞いてきたのを思い出す。「オレに触ると怪我するぜ」とばかりに後輩を睥睨し、結局試合ではやられ続けるっていう印象が…でも実はお父さんもFAKERSの二代目。

ゲンタ…ゲンタは実は平山コーチと遺伝子がほとんど一緒です…いうくらい似ています。「世界には同じ顔の人が三人いる」というますが、よりによってこんなに近いところに二人も揃えるとは神様は気を抜いたのか、手を抜いたのか。ゲンタは結構怪我がちだったから代わりに平山出してもバレなかっただろうな。なんていってますが実は…

リュウヘイ…こいつは嬉しい誤算タイプ。入部当初は少々浮ついていた感じがあったので戦力としてあまり期待されていなかった。しかし!実はかなり器用であることが判明。神奈川選抜に選ばれてからは頼りになるターゲットに成長。もっともっと自信もっていいと思うんだけどな。

タッツン…二年から入部。遅れてきたアスリート。いや〜アスリートですよ。一年だけってのはもったいない。寡黙にプレーに打ち込む姿勢といい体格といい素晴らしかった。この代のビデオお届け係。

ノマ…私と苗字が反対というだけで背番号もポジションも同じにされ…って当たり前か。実は私の苗字もかなり珍しいのにそれを入れ替えた苗字ということで入学当初かなりびっくりして、あまりにも照れくさくて(?)いじれませんでした。返事はいいが伝わってるかこちらが不安になること多数。

ミヤサカ…彼を思い出すと本当にもう一試合やらせてあげたかったと思います。色々なプレッシャーを私からもノビからもかけられ続け、寡黙に耐え続け…一気に開花した試合が最後の試合になるとは。

ゴリ…あまりにもベタでありがちなニックネーム過ぎて全然突っ込む気にもならなかった「ゴリ」。プレーぶりは全く安心して見てられました。自分のポジションの性質や立場を本当によく理解してくれていて助かりました。

リク…兄弟プレーヤーの弟リク。夜な夜な兄貴からフットボール講座を受けていたというのをお父様から聞いて感動しました(カイのお兄さんぶりに)。神奈川選抜で同じポジションの選手とプレーしてかなり刺激を受けた模様。そこからの成長力は目を見張るものがありました。タッチダウンに掲載されたときの狂喜乱舞はメールを通じて伝わりました。

トミー…スタッフになってからの働きは凄かった!私たちコーチングスタッフが「いかん!あれを準備しておくの忘れてた!」とグラウンドで気づいても、ちゃんとトミーが準備してくれていたなんてことが何度も!本当にかゆいところに手を伸ばしてガシガシ掻いてくれるくらいの気が回る貴重な戦力でした。

アスカ…「強くなりたい」と真摯な目でいつも私たちスタッフに訴えかけていたアスカ。挫けてもおかしくない状況に何度も立たされながらもそのたびに起き上がってきて「強くなりたいんです」という。まだフットボールを始めて間もない一年の夏に三島に何度も何度も挑みかかっていったのを思い出します。安全こそが大前提であると彼から教えてもらいました。

キドショー…関係者のみなさんならわかると思います。本当に苦悩の一年だったと思います。色んな恐怖と戦っていたのも私は感じていました。HCとしてどうすればいいのか私自身もかなり悩みました。「あきらめなさい」と大人の私が言うのはあまりにも簡単で短絡的な答えだと思いました。奪ってはいけないものがあるはずだと思い、私は彼に託しました。託したからには信頼をする。彼は十分それに応えてくれたと思います。

マネージャーさんたち(エジマさん、オオスミさん、ツジムラさん)…この代のマネージャーさんは「おっかさんタイプ」です。「汗?そんなもん関係ないわ!」って感じで夏でも汗ダラダラ流しながら必死に色々やってくれる感じ。だから選手たちも気兼ねなくお願いごとが出来たんじゃないかな?しかも案外冷静なんだよね。

学年末試験も終わり春季大会に向け練習再開。「さあ今週末から春に向けて本格的に準備しなければ!」と息巻いていた金曜の午後、東日本大震災は起きました。
当然週末の練習は中止。
津波の惨状を記録した映像の数々、情報が錯綜する原発事故、計画停電の不自由な生活…混沌とした状況の中でみんなは何を思っているのだろう?どんな思いでこの状況を過ごしているのだろう?
想像を絶する自然の猛威を繰り返し家の中で見ているとしたら、ともするとその圧倒的な現実をあるいは絶望的なものにとらえてしまうのではないか。計画停電などもあり分断された生活の中で鬱とした気分になっているのではないか。
でも本当は孤独ではない。心を通じ合える仲間がいるのだということを、大人だけが支え合っているのではない、インターネットや物質だけで支えているのではない、仲間と会ってお互いの無事を確認し合うということの意義を早く実感してほしかった。
だから「普通に練習する」。
それが私の答えでした。
私はいくつかの反対を押し切って、先生方にも無理をお願いして早く練習を再開することにこだわった。
そういった思いがあったから練習再開の時の最初のウォークライは本当に素晴らしいものに私の目には映ったし、その声は色々な思いに満ちた、大げさかも知れないけど日本の復興を支える若者たちの勇気と希望に満ちた声に聞こえていました。

そんなチームの中心にいた彼らは卒業します。
でも今は思います。あのときの最初のハドル、あれこそが忘れてはいけない瞬間だった。
あの笑顔に満ち溢れたハドルを忘れずにこれからの人生を歩んで行ってほしいと思います。

震災は何も私たちのチームだけに特別に降りかかったものではないですがあの時私が何を思っていたか、練習再開になぜこだわったのかをどこかに記しておきたいと思いこの場をお借りて書かせていただきました。

改めて…

卒業おめでとう!そしてありがとう!

| ヘッドコーチ | - | 22:11 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -









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